May I talk?
愛息マルコメ君と茗のユルユル日記
カテゴリー「たまには茗の読書の話。」の記事一覧
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- 2024.05.07 [PR]
- 2015.08.02 有川浩著『明日の子供たち』読了。
- 2015.06.24 百田尚樹著『モンスター』読了。
- 2015.06.16 和田竜著『村上海賊の娘』読了。
- 2015.06.08 浅田次郎著『一路』読了。
有川浩著『明日の子供たち』読了。
2015.08.02[Sun]
刊行時に図書館で予約して、やっと回ってきました。
有川作品は人気あるからなぁ。
数か月待ちはザラです。
このお話は、児童養護施設の『現実』を描いています。
不勉強で、『養護施設』っていうと、
障がいを持った子供の施設、って思い込んでいました。
色々な事情があって親元で暮らせない子供たちの暮らす施設、
むしろ単純に『施設の子』ってくくりにしてた気がする。
私のまわりにはそういう人が...
いたような、いないような。
本人から言われるようなお付き合いの人の中にはいなかったと思う。
わかんない、隠してた人、もしかしたらいたのかもしれない。
若い頃働いていたところで、上司や先輩に、
「○○は施設出身だから」
っていうのは聞いたことがあった。
同期の女子がその○○さんと結婚したんだけど、
そういえば親族席がなかったな...
人前式だったし。
施設で暮らしている子供たちが、
自分たちの境遇について、どんな風に感じているのか。
子供たちに接する職員や、関わる大人たちの考え。
そういうことを、描いた作品でした。
有川作品にありがちな、甘酸っぱいラブコメ風味は薄めかな。
それより、
『子供が問題行動を起こすときは何らかの理屈があるはず』
これが響いたなぁ。
施設で暮らしている子供には必ず何らかの事情があって、
その事情は子供自身のせいじゃないことの方が多いわけで。
子供相手のことだけじゃないけど。
大人対大人でもそうだけど。
対人関係において、相手に対する『理解』って大事なんだなぁって、
関係ないことまで考えさせられました。
有川作品は人気あるからなぁ。
数か月待ちはザラです。
このお話は、児童養護施設の『現実』を描いています。
不勉強で、『養護施設』っていうと、
障がいを持った子供の施設、って思い込んでいました。
色々な事情があって親元で暮らせない子供たちの暮らす施設、
むしろ単純に『施設の子』ってくくりにしてた気がする。
私のまわりにはそういう人が...
いたような、いないような。
本人から言われるようなお付き合いの人の中にはいなかったと思う。
わかんない、隠してた人、もしかしたらいたのかもしれない。
若い頃働いていたところで、上司や先輩に、
「○○は施設出身だから」
っていうのは聞いたことがあった。
同期の女子がその○○さんと結婚したんだけど、
そういえば親族席がなかったな...
人前式だったし。
施設で暮らしている子供たちが、
自分たちの境遇について、どんな風に感じているのか。
子供たちに接する職員や、関わる大人たちの考え。
そういうことを、描いた作品でした。
有川作品にありがちな、甘酸っぱいラブコメ風味は薄めかな。
それより、
『子供が問題行動を起こすときは何らかの理屈があるはず』
これが響いたなぁ。
施設で暮らしている子供には必ず何らかの事情があって、
その事情は子供自身のせいじゃないことの方が多いわけで。
子供相手のことだけじゃないけど。
大人対大人でもそうだけど。
対人関係において、相手に対する『理解』って大事なんだなぁって、
関係ないことまで考えさせられました。
百田尚樹著『モンスター』読了。
2015.06.24[Wed]
読後感が、悪いような良いような...
書店でなんとなく目に留まりまして。
帯のあらすじ見て、なんとなくね。
これも図書館で。
数年前に出た本のようで、すぐ回ってきました。
醜く生まれてしまった女性が、
整形手術で美しくなっていく過程、
醜い故につらい出来事に出会い、
美しくなったら周囲の扱いが手のひらを返すように変わっていく。
まず最初はプチ整形から、
段々”大規模改修”を行っていくんだけど、
その過程が絶妙というか。
ここが不満です、じゃぁこのような直し方があります。
みたいに、選択肢を提示されて、少しずつお直ししていくの。
整形の過程が具体的で、う~ん...
だからって自分で整形しようとは思えないなぁ。
自分で自分の容姿に自信があるわけではないけども、
まぁ、みだしなみ程度の化粧は毎日します。
たまのおでかけに、とっておきの服を着て、髪をちょっと盛ってみたり。
その程度で、私は満足かなぁ。
ラストシーン、きっと主人公は満足してたんだろうけど、
結末は、
「あー、やっぱ見た目に寄って来る男なんてロクなもんじゃない」
って感じでした。
中身を見てくれた女衒のおっちゃんの方いけよ!みたいな。
百田尚樹の本、私にとっては当たり外れが激しすぎる。
話題作だと思って借りたのに、なかなか入っていけなかったり、
そうかと思えば、寝食を忘れて読みふけったりです。
そういう意味では、
この本は、一気読みしたから、入っていけたんでしょうね。
書店でなんとなく目に留まりまして。
帯のあらすじ見て、なんとなくね。
これも図書館で。
数年前に出た本のようで、すぐ回ってきました。
醜く生まれてしまった女性が、
整形手術で美しくなっていく過程、
醜い故につらい出来事に出会い、
美しくなったら周囲の扱いが手のひらを返すように変わっていく。
まず最初はプチ整形から、
段々”大規模改修”を行っていくんだけど、
その過程が絶妙というか。
ここが不満です、じゃぁこのような直し方があります。
みたいに、選択肢を提示されて、少しずつお直ししていくの。
整形の過程が具体的で、う~ん...
だからって自分で整形しようとは思えないなぁ。
自分で自分の容姿に自信があるわけではないけども、
まぁ、みだしなみ程度の化粧は毎日します。
たまのおでかけに、とっておきの服を着て、髪をちょっと盛ってみたり。
その程度で、私は満足かなぁ。
ラストシーン、きっと主人公は満足してたんだろうけど、
結末は、
「あー、やっぱ見た目に寄って来る男なんてロクなもんじゃない」
って感じでした。
中身を見てくれた女衒のおっちゃんの方いけよ!みたいな。
百田尚樹の本、私にとっては当たり外れが激しすぎる。
話題作だと思って借りたのに、なかなか入っていけなかったり、
そうかと思えば、寝食を忘れて読みふけったりです。
そういう意味では、
この本は、一気読みしたから、入っていけたんでしょうね。
和田竜著『村上海賊の娘』読了。
2015.06.16[Tue]
やっと読み終わった...
話題作は基本、図書館で借りてます。
大抵、結構待たなきゃいけないけど。
読んでみて面白かったら、買えばいい。
...という考えではあったんですが、
この『村上海賊の娘』は、予約してから丸1年待ちました。
400人待ちとかだとねえ。
私もそうだけど、順番がきても、
即日借りに行ったりってなかなかできない。
大抵、土日に受け取りにいくことになります。
火曜日あたりに「届きました」メールがきたとして、
土曜日に借りて、2週間読んでたりすると、
丸3週間近く占有してしまうことになります...
こりゃなかなかまわってきませんよw
さて、この『村上海賊の娘』は、木津川合戦を題材にした、
戦国時代、瀬戸内海を暴れまわった海賊のお話。
私は『村上水軍』ってワードが浮かんだんですが、
村上海賊って言うのが正しいの?わかんないけど。
織田信長と石山本願寺の対立に端を発した戦いを、
臨場感たっぷりに描いています。
...が、上下巻の上巻を読んでいる間、
なかなかお話に入り込めなくて(´・ω・`)
『神様のカルテ』はじめて読んだ時も、
なかなか入っていけなくて難儀した。
私は、お話に入り込めるとすごく楽しいんだよね。
これだけの話題作、しかも1年待ったし!www
ってことで、じりじりと読み進め...
下巻にすすんでから、やっとなんか、
『時間を忘れて』読んでたので、多分入れた。
なんかな~、
佳境に入るまで入り込めなくてちょっと残念。
映画見てるみたいでとってもおもしろかったんですけど。
時代考証や説明が多すぎるせいかなぁ。
作者の和田竜、なんか聞いたことあるのに、
ナニ書いた人だっけ~、ってずっとわかんなかったけど、
『のぼうの城』の著者だったのね。
あれも面白かったな~w
そういえば、どっちも戯曲っぽいかも。描写とか。
著者の和田竜は脚本家でもあるらしいから、それでかな?
話題作は基本、図書館で借りてます。
大抵、結構待たなきゃいけないけど。
読んでみて面白かったら、買えばいい。
...という考えではあったんですが、
この『村上海賊の娘』は、予約してから丸1年待ちました。
400人待ちとかだとねえ。
私もそうだけど、順番がきても、
即日借りに行ったりってなかなかできない。
大抵、土日に受け取りにいくことになります。
火曜日あたりに「届きました」メールがきたとして、
土曜日に借りて、2週間読んでたりすると、
丸3週間近く占有してしまうことになります...
こりゃなかなかまわってきませんよw
さて、この『村上海賊の娘』は、木津川合戦を題材にした、
戦国時代、瀬戸内海を暴れまわった海賊のお話。
私は『村上水軍』ってワードが浮かんだんですが、
村上海賊って言うのが正しいの?わかんないけど。
織田信長と石山本願寺の対立に端を発した戦いを、
臨場感たっぷりに描いています。
...が、上下巻の上巻を読んでいる間、
なかなかお話に入り込めなくて(´・ω・`)
『神様のカルテ』はじめて読んだ時も、
なかなか入っていけなくて難儀した。
私は、お話に入り込めるとすごく楽しいんだよね。
これだけの話題作、しかも1年待ったし!www
ってことで、じりじりと読み進め...
下巻にすすんでから、やっとなんか、
『時間を忘れて』読んでたので、多分入れた。
なんかな~、
佳境に入るまで入り込めなくてちょっと残念。
映画見てるみたいでとってもおもしろかったんですけど。
時代考証や説明が多すぎるせいかなぁ。
作者の和田竜、なんか聞いたことあるのに、
ナニ書いた人だっけ~、ってずっとわかんなかったけど、
『のぼうの城』の著者だったのね。
あれも面白かったな~w
そういえば、どっちも戯曲っぽいかも。描写とか。
著者の和田竜は脚本家でもあるらしいから、それでかな?
浅田次郎著『一路』読了。
2015.06.08[Mon]
図書館通いをはじめて、そろそろ4年。
最初は、東日本大震災の輪番停電がきっかけで、
テレビが見れないなら読書かなって。
それがだんだん、
「話題にひかれて買っても1度しか読まないなら、図書館でいいじゃん」
にシフトしてきましたw
繰り返し読みたくなるほど面白ければ買うけど。
あ、本の紹介記事とか書く気ないので。
単に「こんな本読んで、面白かった~」しか
書いていく気がないですから、
どんな本かな~って思ったらごめんなさい。
そういうの、無理w
先週読んだのは、浅田次郎著『一路』
幕末の参勤交代のお話です。
浅田次郎の、『蒼穹の昴』みたいなシリアス系も好きなんだけど、
『プリズンホテル』『王妃の館』みたいな勢い任せのおちゃらけ系も大好きw
今回の『一路』は、どちらかというと後者かな?
お家騒動あり。
幕末の時代背景あり。
参勤交代のロードムービー的な面白さあり。
これよこれ。
悪代官(違)が成敗されて、
これにて一件落着!とか、
日本人は本質的にこういうの大好きだと思うんだ~w
上下巻、4日程度で読破。
買わないと思うけど、
文庫版が出たら、また借りるかも。
面白かったです。
最初は、東日本大震災の輪番停電がきっかけで、
テレビが見れないなら読書かなって。
それがだんだん、
「話題にひかれて買っても1度しか読まないなら、図書館でいいじゃん」
にシフトしてきましたw
繰り返し読みたくなるほど面白ければ買うけど。
あ、本の紹介記事とか書く気ないので。
単に「こんな本読んで、面白かった~」しか
書いていく気がないですから、
どんな本かな~って思ったらごめんなさい。
そういうの、無理w
先週読んだのは、浅田次郎著『一路』
幕末の参勤交代のお話です。
浅田次郎の、『蒼穹の昴』みたいなシリアス系も好きなんだけど、
『プリズンホテル』『王妃の館』みたいな勢い任せのおちゃらけ系も大好きw
今回の『一路』は、どちらかというと後者かな?
お家騒動あり。
幕末の時代背景あり。
参勤交代のロードムービー的な面白さあり。
これよこれ。
悪代官(違)が成敗されて、
これにて一件落着!とか、
日本人は本質的にこういうの大好きだと思うんだ~w
上下巻、4日程度で読破。
買わないと思うけど、
文庫版が出たら、また借りるかも。
面白かったです。